着物や想い出の品をかばんの一部に

着物かばん

 

 

このかばんは、私が1歳の時のお宮参りで着せてもらった着物を裏地にあしらったかばんです。

この着物は40年もの間、実家のタンスの中で眠っていました。

当初この着物の存在を全く知らなかったのですが、ある時着物でかばんを作ってみたいという衝動にかられ母親に相談したところ、「たしか1歳の時のお宮参りの着物がタンスの中にあったよ」と思い出し、僕に見せてくれました。

そして自分用のかばんを作ってみることにしました。

 

いざ作り始めると、着物が普通の裏地用の素材と全く異なるということが分かりました。

着物の刺繡の裏側には、糸が無数に織り交ぜられていて、ミシンで縫ったり貼ったりする時にその糸が邪魔をして非常に加工しにくいんです。

それでもなんとかかばんに仕上げて、使い心地を確認するために実際に持ってみることにしました。

その時予想してなかったことが起こります。

それは、出来上がったときにはすごい豪華なものが出来た!としか思わなかったのですが、毎朝かばんを開けるたんびに着物の柄が僕の目に飛び込んできて、「僕は小さい頃から祖父母や両親に大事に育ててきてもらってんな。ありがたいな」と思うようになったのです。

 



僕の祖母は躾に大変厳しい人でした。食事の時、いつも僕の横に座って、食べ方の注意からお箸の持ち方、嚙む回数のチェックまで行い、出来てないと叱られました。

でも、その時に注意してくれたおかげでいま健康でいられてると思うので、祖母には感謝しています。

この体験を通じて気づいたのは、 “物には想いが宿る” ということです。

祖父母や両親が僕の健やかな成長を願って仕立ててくれた着物には、そんな家族の想いが宿ってるからこそ、40年という長い年月を経て僕のかばんとして生まれ変わり、かばんがただ物を運ぶための道具ではなく、日々の生活を優しい気持ちで包んでくれる特別な存在になるのだと知りました。

そして、そんな素敵な気持ちで毎日を過ごせる人が一人でも多くなることを願ってます。

おばーちゃんありがとう。


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